Notes
AIによる効率化の先にあるもの

効率化って、うまくいっている何かの上にしか乗らない。余白ができてから向き合うのではなく、いま向き合うべきなんじゃないか、という話です。
ITの界隈は、いま猫も杓子もAIです。何倍もの生産性を出した現場もある。一方で、入れてみたはいいものの、結局は少し賢い検索で止まっている業界や企業もある。AI 何それ美味しいの?と導入すら進んでいないところもある。
うまくいっている側に話を聞くと、口を揃えて同じ言葉が出てきます。効率化、だと。
で、効率化を求めるのはなぜか。本質的な仕事に向き合う時間をつくるためか。コストを削るためか。理由はいろいろあるはずです。ただ、その問いにきちんと答えられる人に、僕はまだ会ったことがない。
効率化って、すでにうまくいっている何かがある前提で成り立つものだと思うんです。うまく回っている仕組みを、より円滑にして、利益の効率を上げる。それが効率化。なのに、効率化が先に来るケースが、かなり多いように見える。
本質的な事業課題に向き合うときは、基本的に効率化できません。効率化できないからこそ、そこに価値がある。それを一定まで型にする。その先に、ようやく効率化があるはずです。効率化そのものは、やれて当たり前で、そこで差はつかない。
僕はときどき、効率化の先に何があるかを考えます。効率よく仕事をしたあとに待っているのは、大抵、次の仕事です。それが本質的な仕事ならまだいい。多くは泥臭くて地味で、変わり映えしない。それが悪いという意味ではないですよ。それをまた効率化する。また仕事がくる。大抵はループする。
では、いつ本質的な課題に向き合うのか。効率化した先の余白で向き合うのではなく、いま向き合うべきだと思っている。その先にしか、効率化はない。順序の違いに見えるが、この違いは大きい。
そういうことです!
効率化した先には、何がありますか。効率化の目的は、なんですか。僕はこれからも、いろいろな人にその問いを投げるだろうと思います。